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「ちえの輪倶楽部」は、音楽教育家・北村智恵を中心とした、ピアノ指導者サークルです。
音楽セミナーやイベント、コンサートを企画・運営、またピアノ指導者のネットワークづくりを行っています。

会員レポート

シルバーエイジの今からピアニスト「第9回発表会」

2013年11月17日

本当に良い演奏とは
 みなさんの音は今年も美しかった。
 数年前から続けて聴かせていただいているが、そこは裏切られることがない。緊張でカチカチになっても、音を忘れそうになっても、間違えて弾きなおしても、決して「ガチャン!」という耳を覆いたくなるような音は出てこない。フレーズを感じ、最後まで心をこめて丁寧に演奏される。先生が音色にこだわってレッスンされ、みなさんがそれに応えようと日々努力されている様子が目に浮かぶ。
 プログラムが進み、ある方の演奏に耳を奪われた。特に注目して聴いていたわけではないし、よく知られた曲を編曲したものだった。なのに「あ、この曲いいな。うちの大人の生徒に今度、渡してみよう」という思いが、ふとよぎったのだ。弾き始めこそ、少し緊張しておられたが、曲が進むにつれてだんだん柔らかくなり、音楽に没頭されていくのがわかった。そして最後の音が切れるまで、音楽と一体になっておられた。無我の境地、と言ってしまうと大げさだろうか。私にとっては、ひたすらに心地よい時間だった。
 先生が以前、「本当に良い演奏は、弾き手が上手だと感じさせるのではなく、その曲が素敵だなと思わせるものですよ」とおっしゃっていたのは、こういうことだなと、ものすごく納得できた。
 シルバーエイジのみなさんのクラスに加え、今年はアダルトクラスの方たちも初めて出演され、にぎやかな発表会だった。それぞれのグループがとても良いお仲間で、また次回に向けて励まし合いながら練習を積まれることだろう。みなさんのご健康をお祈りしたい。
(京都府木津川市 H.S.)




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