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「ちえの輪倶楽部」は、音楽教育家・北村智恵を中心とした、ピアノ指導者サークルです。
音楽セミナーやイベント、コンサートを企画・運営、またピアノ指導者のネットワークづくりを行っています。

会員レポート

睦会の活動「つどいに向けて勉強会」

2009年11月23日

2010年の「リトルピアニストのつどい」(智恵先生のピアノ教室の発表会)のテーマは、 生誕200年になる「ショパン」です。睦会では、『ショパンを知る』と題し、智恵先生を講師として、11月23日(祝)に第1回勉強会を行ないました。睦会会員で、ちえの輪倶楽部会員でもある方からのレポートです。

天から下されたものに役目のないものはない(アイヌの言葉より)
 ショパンがポーランドで生まれてから、20才で祖国を離れパリへ向かうまでの道のりを、歴史的背景を まじえてわかりやすく解説して下さいました。また、ショパンの考えどうりに作曲された曲を、 生徒さんの演奏やCDで鑑賞しました。
 皆さんご存知の通り、ショパンがワルシャワ音楽学校を卒業し、祖国を出てウィーンへ向かい、 到着後まもなく、ポーランドの、ロシアに対する武装蜂起が勃発します。ショパンは、敵国でコンサートも 開けず出国も出来ずに、迫害を受け、孤独と苦悩を味わいます。銃を持って戦うのではなく、作曲をする事で ポーランドの悲しい歴史を後世に伝えることを使命と考え、祖国に戻らなかったショパン。先生は 「人にはそれぞれ役割がある。皆と同じでないと不安になる人が多い現代だからこそ、ショパンの生き方に 見習うことが多いのです」とおっしゃっていました。
 私事で恐縮ですが、9月30日~10月3日にカナダで開催された第2回国際障害者ピアノフェスティバルに 参加出場しました。私は生まれつき左手の指が欠損しています。出場のきっかけはこの手で生まれた私には 私なりの役割があるのではないかと思ったからです。幼い頃、人にからかわれたり、心無い人々の視線をあびて 「こんな手いやだ」と母を泣かせた事もあります。しかしこの手を通して辛さを味わう反面、人の優しさに 触れる事も出来ました。困った時には一緒に考えてくれる人と出会い今まで生きてこれたように、私も誰かの 励みとなる音が出せるようになりたいと思って勉強中です。フェスティバルではショパン作曲プレリュード OP28-4と28-7を演奏しました。
 出場にあたり、先生から「様ざまな工夫と努力で弾き、皆さんにショパンの曲っていいなぁ。きれいだなぁ。 と思ってもらう事があなたの役割よ。応援しているからね。」と声をかけて頂きました。大切なことを見据えて ご指導頂いていることを幸せに思います。そして「障害」はあってもこの世に生まれてきて良かったと思えた 瞬間でした。
(大阪府豊中市 Y.K.)




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