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「ちえの輪倶楽部」は、音楽教育家・北村智恵を中心とした、ピアノ指導者サークルです。
音楽セミナーやイベント、コンサートを企画・運営、またピアノ指導者のネットワークづくりを行っています。

ちえ先生とわたし

美しい音を模索して一瞬一瞬を真剣に、誠実に生きる

 「出てきた音がいかに美しいかが問題です。足や肘で弾いたってその曲にふさわしい音が出ていれば良い」と先生はおっしゃいます。
 私は「左手指欠損」という障害をもっています。高校卒業時にいったんやめたピアノでしたが、昨年から北村先生の個人レッスンを受けるようになりました。結婚し子育てしながらのピアノ再開です。
 先生は「左手の奏法を増やせば、もっと弾ける曲の幅が広がる」と言って下さいます。そうおっしゃって頂いて、今まで左手から出る音はこんなものだと、どこか妥協していたことに気がつきました。
 ハノンでは、手の条件を最大限に生かしたあらゆる方法を試しています。豊富な経験に基づいた先生のご指導とその発想は実に柔軟です。使い方を工夫することで自分の左手はこんなにも様々な音色を出せたのかと、毎回のレッスンが発見と驚きの連続です。
 課題曲は一曲を数々のパターンで弾きます。例えば、1.右手で左手のパートを補い両手で弾く。2.右手のみで。3.左右交差してなど。その中から弾きやすさに加えて、曲の全体を見渡し、何を重視するかで最終的な指使いを決めます。
 左手では限られた音しか弾けないので、幼い頃は自分の演奏に物足りなさと劣等感を感じていました。人と比較して落ち込み、なんとか皆と同じようにできる様にと片意地を張って頑張ってきました。
 先生と出会って、肩の力を抜くこと、自分のできる事、出来ない事を知ること、何より一瞬一瞬を真剣に誠実に生きることを学んだ気がします。それは言葉だけでなく先生の生き方から。生きる姿勢が全て音に出ることを知りました。まだまだ至らない点ばかりですが、毎日の生活の中で美しく生きること、美しい音を創ることを模索していきたいと思っています。
(大阪府豊中市 Y.K.)




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