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「ちえの輪倶楽部」は、音楽教育家・北村智恵を中心とした、ピアノ指導者サークルです。
音楽セミナーやイベント、コンサートを企画・運営、またピアノ指導者のネットワークづくりを行っています。

ちえ先生とわたし

ちえ先生の笑顔

 先生のお宅の扉を開けると、先生とご主人が、少し怯えた表情をした犬のタヌーク(私にも慣れてね)と共に、温かく迎えて下さいます。それは、どこか懐かしい香りがするのです。私が幼い頃、夜遅くなると駅まで迎えに来てくれた、父と母の記憶が甦ります。先生の満面の笑みは、若くして他界した母の姿を思い出させてくれます。
 先生の講座に通うようになって、四年目になります。先生は、子どもの目線に立って考えておられ、私に音楽教育において大切なことを気づかせてくれます。中でも、"子どもを見くびってはならない"という言葉は、私に衝撃を与えました。私の教え子(小3)は、まだまだ未熟ですが、ピアノが大好きで、時折、こちらが驚くような綺麗な音色を奏でたりします。彼女の演奏は、音楽が好きだという思いが湧き出ているのです。そんな時、先生の言葉を思い出し、子どもを尊ぶ心を持って向き合わなければと思うのです。
 また、先生は演奏者の立場だけでなく、作曲家の気持ちをも深く理解されておられます。講座、『ショパンへの道』では、当時の手紙を分析することで、ショパンの作曲に対する思いを、勉強不足の私でもわかりやすく、説明して下さいました。時代を越えて、ショパンの心を捉えることができるということに、感銘を受けました。音楽は人の思いがたくさん詰まって紡ぎ出されるものなのだと改めて感じました。
 先生の大きな胸(失礼しました)には、人に対する思いやり、子どもを尊ぶ心、動物を愛し慈しむ心、そんな心がいっぱいいっぱい詰まっておられます。そして、入りきれなくなったやさしさが笑顔となって溢れ出てくるのです。その笑顔に出会いたくて、私は今日も、先生のお宅に向かうバスに乗ります。
(大阪府茨木市 K.K.)




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