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「ちえの輪倶楽部」は、音楽教育家・北村智恵を中心とした、ピアノ指導者サークルです。
音楽セミナーやイベント、コンサートを企画・運営、またピアノ指導者のネットワークづくりを行っています。

使っています!

「夕べのかたらい」一曲の中にも...

 「ピーターラビットピアノの本」のどの曲に取り組む時も、はじめに子ども達と一番に盛り上がるのは他のテキストと一線を画す、表現内容について、そして、曲の成り立ち(構成)についての会話です。2巻「夕べのかたらい」では・・・
 a-a'-b、さて4段目は?よくあるa'じゃないね、じゃあ何だろう? コーダかな、ちょっと違う?b'&a'かもよ、おもしろいし珍しいね。でも、とても素敵な反復・・・ラドラのドの音がレに上がって心の高まりが伝わるよね。これはきっと、今日一日の楽しかった出来事がひとかたまりになったものなんじゃないのかなぁ・・・。
 このような会話で初回のレッスン時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。この曲の中には、テーマである調号に関する認識の他にも、指くぐり、指づかい、4和音、短い指で黒鍵を弾く時は手を奥に滑らす、フォルテからピアノへの急な対応、少し眠そうな曲のニュアンスをどんなテンポで演奏したらよりふさわしいのか、などなど、 指導者が提示して促すことによって、子ども達は実に様々なピアノ演奏に必要で大切な要素を学ぶ事ができるのです。
 出版されてすぐ、小学低学年の2年をかけて、全3冊を丁寧に、共に絵本をめくるように楽しみながら指導した生徒が、もう高校生になりました。今ではショパンのノクターンを演奏するまでに成長した彼女が7年前(小学3年生)の発表会で弾いた「グロースターの仕たて屋さん」の美しい音色を、私は今も忘れる事ができません。本当に素直な、心からピアノを楽しむ人に育ってくれました。導入は「ピーターラビットピアノの本」である我が教室、近く改訂版が出版されると伺い、それを待たせている生徒がもはや数人・・・。その日を心待ちにしております。
(福岡県大牟田市 I.E.)




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