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「ちえの輪倶楽部」は、音楽教育家・北村智恵を中心とした、ピアノ指導者サークルです。
音楽セミナーやイベント、コンサートを企画・運営、またピアノ指導者のネットワークづくりを行っています。

会員レポート

北村智恵・講座「朝日カルチャーセンター川西教室 シルバーエイジの今からピアニスト」

2003年

 智恵先生のいろいろな講座を聴講するにつれ、「実際に智恵先生がどのように生徒に接し、また、その生徒がどのように変わっていくのかを見てみたい。」という気持ちが大きくなってきました。そんな時に「シルバーの方のレッスンを聴講できる講座ができた。」ことを知りすぐに申し込みました。
 1年間全12回の講座の第1回目は、受講生の方はピアノには全く触らず、読譜のために最低限必要な楽典の説明を詳しくされました。次からは前回に説明を受けた課題曲を一人ずつみんなの前で弾いて、智恵先生の指導を受ける公開レッスン形式です。ほとんどの方が本当に初めて「ピアノを触る」ので、人前で弾く緊張と思うように動かない指での演奏は聴いているこち らも緊張がうつるほど力が入りました。
 1曲目は左右の手を交互に使って弾くように編曲された「さくらさくら」。第6回目の講座では両手が違う動きで、強弱記号もついた「旅愁」。そして最終回、第12回目の講座では「エリーゼのために」のロンドテーマ。「さくらさくら」のぎこちない演奏を聴いた時には「エリーゼのために」を弾けるなんて信じられませんでしたが、3月の最終講座では、なんと12人中11人 が弾いてしまったのです。
 この1年間、一貫してあったことは「決して妥協しない」という智恵先生の姿勢だと思います。12回の講座の中で、「最低限守らなければならない事 ――指使い・フレーズの取り方・音の長さなど」は何度も注意されました。また、その注意もその人に適切な言葉をタイミングよくされるのを目の当たりにして「これだな!」と思いました。毎回が真剣勝負で、決して妥協しないという姿勢。「こうでなければならないのではない。自分の呼吸に合わせて心をこめて誠実に丁寧に弾く。練習さえすれば絶対にできる。やれば必ずできる。」と言い続けられ、全員がそれを実践しました。ただ一人、「エリーゼのために」を弾かなかった方は、前回の曲「愛のロマンス」を素敵に仕上げて弾かれました。
 最後にシルバーの方の感想から、「一生、命のある限りピアノを続けたい。」 ―― こんな事を言ってもらえるような先生になりたいなあ。
(大阪府茨木市 D.S.)




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