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Soave

不順な日々ですが、本当の春ももうすぐですね。
桃の節句(三月三日)に、教え子が三人遊びに来ました。一人は、独身男子ですが、音大を卒業し、大阪府立の特別支援学校を希望して就職、障がいを持った子どもたちを対象に音楽科の教師をして7年目。あと二人の女の子のうち一人は、その男の子の長年の「連弾パートナー」で、ピアノもかなり弾けて聴音やソルフェージュのレッスンも受けていたので、高校三年生の時点で音大か、一般大学か進学を迷っていたくらいでしたが、結局、一般大学の初等教育科に進学しました。
その後就職し結婚、出産、今は育休中の1児の母です。来月から仕事に復帰するということで、1歳半になる男の子を連れて来てくれました。チビとよばれていた、いたって小柄な彼女が、発育満点の重たい男の子を抱っこし、おむつやその子に必要なものすべてを入れた大きなバッグを持ち、電車とバスに乗って自力でやってきただけでも私は大感激でした。もう一人は大学卒業後、保育士として10年以上勤めていますが、彼女も昨秋生まれた赤ちゃんを「先生とみんなに見てほしい」と言って連れて来てくれたのでした。ただただ同じ先生にピアノを10年近く一緒に習っていた教室仲間ですが、現在はもとより、当時から、住んでいた地域や市、学校も別べつだった三人が今も繋がっていて、時折電話で連絡を取り合っていて、毎年発表会(リトルピアニストのつどい)では顔を合わせていますが、三人とも別べつの仕事を続けながらも、こうして待ち合わせて来てくれて
自分たちの「今」を語り合い、そんな姿を私に見せてくれているのです。私にとって、半世紀以上、自分のやり方をぶれることなく続けてきたこと――「音楽を通して共に生きて行く仲間をつくる」という目的がちゃんと叶っていることを確認できた嬉しい日でした。
おひなまつりの日だったので私は、何種かのオードブルと共に「ちらしずし」を作って待っていました。夫も珍しく感慨深い面持ちで赤ちゃんを抱っこしてうろうろ歩いてみたり、子どものいない私達夫婦も、まさにこの日は「にわかじいじ」、「にわかばあば」でした。
食事中BGMでかけていたCDのオーケストラ演奏を聴き、サン・サーンスの『白鳥』が流れている時、連弾パートナーの二人が、「あ、これ一緒に連弾したよね」「えッ、そう?私『水族館』は覚えててるけど、そう言えばこれもやったっけ」「発表会前にできてなくてサ、お呼び出し喰らって苦労した曲はよく覚えてるけど、それ以外は忘れたかも~~(笑)」
五人で大笑いした佳き日でした。

北村智恵

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for piano teachers

北村智恵先生から学び、
実践するピアノ指導者のネットワークです。

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人生には、予期せぬできごとや思いがけない不幸、そして不可抗力なできごとも往々にしてあります。
そんなとき、生死を分かつほどのぎりぎりのところで、人を救ったり支えたりするのは一体何なのでしょうか。

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